あの島に移り住むまで

〜「好きな本から」を書きたくてはじめたけどいろいろ書いちゃってるブログです〜

風邪、点滴、腐った喉。

 

働きアリに花束を

働きアリに花束を

 

 

「これはいかん!喉が腐ってる!!」

 

そう言われたことがある。

40度の熱が出たまま三日を過ぎて、ようやく近くの病院にかかった時のことだ。昔から体が弱かった。「40度の熱」はそうあることではないけれど、38度くらいなら自分を誤魔化して過ごせる慣れはあった。食べ物の味がしないくらい扁桃腺が腫れることもよくあった。小さい頃なら、熱が出て喉が腫れれば強制的に病院に連れて行かれたけれど、高校生にもなれば自分で決めて行かなくてはいけない。3日も放っておいてしまった。40度の熱が下がらず三日目。流石にいくことに決めた。

 

かかりつけの病院は少し距離があるので、何度か診察を受けたことがあった病院へ行った。そこには「診察がゆっくり(長い)」で有名な先生がいる。どれほど混んでいても、マイペースな診察。1人ずつが長い診察時間。とにかくよく喋る、説明が長い、おじいちゃん先生。

 

喉が痛すぎて、体もだるすぎて、一刻も早く家に帰りたい気持ちと戦いながら待った。診察を受けたら「風邪だ」と言われて、薬をもらって帰る。ただそれだけなのだから早くしてくれよ!とイライラし始める。

 

ようやく私の番になった。

 

「どうされましたか〜〜?」

 

優しい声と迎えられた。

 

「熱が出てて、喉も痛いです」

 

「ほお。じゃあ、まず心音から」

 

.......

 

「喉もみます。はい、あーん」

 

(口を開ける)

 

あ゙ぁ〜〜〜

......

 

「うわ!!これはあかん!喉が腐ってる!」

 

「喉が腐ってる」確かにそう言われた。そして確か、「こんなになるまでほおってたらあかん」と怒られた。この話を後日友達した時、大笑いされた記憶がある。「腐ってる」なんてお医者さんがいうわけない!「喉が腐ってる」なんてお医者さんがいうわけがない!!と笑らわれた。信じられないかもしれないけれど「喉が腐りかけてる、真っ黒や!」、本当にそう言った。間違いなく言った。だって私も、心の中で笑ったんだから。まさか(笑)と思いながら、ビビったのだから、間違いない。

 

結局「とにかく点滴を」ということになった。

 

「熱の下がり方によるけれど、3〜5日くらい、毎日点滴打ちに来て」

 

というわけで、確か3日点滴を打ちに通った。

 

そんなことがあった。

 

「今日は何を書こうかなあ」なんて考えながら手に取った『働きアリに花束を』を読んでいた時思い出した。

 

 

働きアリに花束を

「あなたは蓄膿症でございます」

作曲家のベートーベンによく似た白髪の気難しそうな耳鼻科医が、やけに丁寧な口調で私に病名を告げた。

 

 

全然「蓄膿症」とは関係ない話だけど。

この回のエッセイを読んでいたら、あの時の点滴の景色とか先生の景色とか先生の言葉とかが思い出されてきたのだ。

  

そういえばそんなこともあったなあって。

 

学生の頃、本当によく風邪を引いた。本当に体が弱かった。だけど今じゃそうそう体調を崩さなくなった。相変わらず体力はないけれど、本当に風邪を引かなくなった。学生じゃなくなってからは、風邪をひくほうが勿体なく思うようになったし、風邪をひくことの方が面倒になった。

 

「崩してたまるか!!」って思ってる。

 

そう思うようになったことが鍵なのかもしれない。

  

あの日のことを思い出して改めて思う。

 

健康第一!健康は大事!!

 

体のことは放っておいてはダメ!!後回しにしてはダメ!!

 

早め早めの対策を。