あの島に移り住むまで

〜「好きな本から」を書きたくてはじめたけどいろいろ書いちゃってるブログです〜

あの土地に引っ越す日まで。

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「28歳でここに住む!」と決めている土地がある。昔から海の近くに住むのが夢だった。将来の夢だったものが28歳という身近で明確なものになったのは、「歌手になる」という夢が終わったからかもしれない。とにかく、明確になった。明確な数字になってしまったので、できることから準備していかなければいけない。

 

最近、ことあるごとに考えるようになった。

 

「早く、ここから出よう」

 

心がざわざわするたびに考えている。

「早く、ここから出よう」

「私のやりたいことは、ここを出ることだ」

 

なぜこんなにも、育ってきた土地を出て行きたいと思うのだろう。

 

考えてみる。「実家を早く出たい」というよりも、「育ったこの街から早く出たい」というほうが合っている。その理由。知った顔が確実に足を動かしているこの土地に落ち着けない。たまたま知った顔に会えてしまうこの土地が、会いたくもない人にたまたま会ってしまえるこの土地が、歩いているだけで思い出す思い出があるこの土地が、匂いをかぐだけで思い出す思い出があるこの土地が、、、もう重いのだ。

 

捨てたい。自由になりたい。この場所、この土地から。この場所、この土地の私から。もしそれが、どこへ行っても同じであっても、一度、捨ててみたい。一度、捨てて出たい。だから、私は準備をし出ていくつもりだ。

 

今すぐ出られない理由と、28歳と決めている理由は、また別で書きたい。もしかしたら、少し書いたかもしれないけれど、もう少し事が片付いたら、ありのまま書きたい。

 

ちなみに、私の育った街は、とてもいい場所だ。どこに住んでいるか聞かれた時、「いいところに住んでるね」と言われるくらい。割といい街らしい。大人になって知った。学生が遊べるような場所はスーパーの屋上くらいしかないけれど、交通機関に恵まれ、道は綺麗に整備され、災害で困った時はすぐに動いてくれる。コロナウイルスの自粛期間では商品券が配られた。どの街もそうなのかもしれないけれど、田舎と都会の真ん中。いい街らしい。

 

好きだった。そんな田舎都会が。2年前まで。好きだった。今も嫌いではない。

 

だけどもういい。もうこの温かい場所は、もうこの暖かく重い場所はいい。解放されて生きたい。本当に嫌いになる前に。出て行かなければ、と思う。

 

動くべきなのだと思う。

 

その理由が「この場所にある思い出」や「この場所での自分」「これまでの時間」からの『自由のため』なのだとしたら、今からすでに進めていかなければいけない。今、ここから、捨てて始めなければいけない。どうせ捨てるためにここをいつか出ていくなら、今ここから、捨てながら出ていこう。

 

よし、どんどん書こう。準備しながら、どんどん捨てよう。

 

自分を。自分のために。自分のことを。自分のために。

  

28歳、あの土地に引っ越す日まで。