あの島に移り住むまで

〜「好きな本から」を書きたくてはじめたけどいろいろ書いちゃってるブログです〜

だから優しい人

 

 

最近改めて『20代で得た知見』を読み返してみた。

そしたら、「あ。」と新しく付箋を貼ったページがあったのだけど、そこでは、こう書かれている。

 

 

たとえ大切な人がどれだけ優しかったとしても、

きっと自分といるときだけ何かを我慢して、

やらないようにしたり言わないようにしたりしてくれていることがある。

だから優しい人なのだけど、

そしてそんな人の本音を引き出せない自分も悪いのだけど、

その優しさに何度も救われていることは忘れたくない。

 

 

私はこの文章を読んで、

「ああ、私のことを“優しいといってくれる人はきっとこうだ」と思った。そして、

「ああ、私が“優しい”と思っている人たちはきっとこうなのだろうな」と思った。

 

きっとそうなのだろうと思う。

 

私にとって「優しい人たち」は、きっと、私といる時間の、どこかしらの場面で、何かを我慢して、やらないようにしたり、言わないようにしてくれている。だから、優しい

 

確かにそうだと思う。

 

まちがいなく、その優しさに何度も救われている。

そんな人の本音を引き出せない私はやっぱりとても悪いけれど、、、その「優しさ」に、心からありがとうと思う。好きです、大好きです、と、心から思う。

  

 

そして、もしかしたら、もしかしたらだけど、私もそうではないのかって思う。

私にとって優しい人たちがそうであってくれているように、誰かにとって、私もそうであるのではないかって思う。

 

 

なぜなら、私はよく「優しすぎる」と言われた。

 

「優しすぎる」

 

よく言われた。それも親しい人ほど言われた。いい意味でもわるい意味でもあったと思う。私自身、その言葉に納得したことはあまりなかった。そう言ってもらう時はたいてい、私が「優しくないこと」をしている時だったから。私のことを私が「最低だな」と思っている時だったから。

だから、「優しすぎる」と言われる言葉に、「??」と反応だけ残して終わった。その言葉の意味を理解できずに、納得できずに終わってきた。

 

今は、思う。

 

もしかしたら、その「優しい」は、

 

きっと自分といるときだけ何かを我慢して、

やらないようにしたり言わないようにしたりしてくれていることがある。

 

このことを言っていたのかもしれないって。もしかしたら私はこう見えていたのかもしれないって、思ったりする。

 

 

確かに、私は「言葉」をできるだけ慎重に選んで口にするようにしている。一意見として発言はするけれど、断定はしない。「正解」はみんなちがうから、断定して意見することができない、その勇気は全くない。だから、納得できなかったり、腑に落ちなくても、時と場合で我慢することも言わないでおくこともある。

 

慎重すぎるあまり、人より少し多いくらいにそういうことがあるのだと思う。

 

例えば、恋愛トークで誰がどう聞いてもはっきりと「答え」がわかって場合であっても、本人がまだはっきりとしてしないことなのであれば、私からはっきりと言うことはしない。

 

答えがまとまるように提案はするけれども、

「それってこういうことでしょ!」と断定することはない。

 

それが「優しい」というのか疑問であるけれど、それをまわりは「優しすぎる」と言ってくれる。

 

 

だから、

  

きっと自分といるときだけ何かを我慢して、

やらないようにしたり言わないようにしたりしてくれていることがある。

 

これが「優しい」といえるのならば、確かに私は「優しい人」なのかもしれない。

 

 

だけど、 そうならば、この世の中は優しい人ばかりでできているなと思う。

決して私だけでも私の周りだけでもない。みんな優しい。当たり前に優しい。

 

みんな大切な人のために「優しい」

 

みんな我慢していることがある。みんな我慢してくれている。

自分が我慢することもあって、自分が相手を我慢させていることがある。

 

みんなみんな優しい。

 

それを忘れたくはない。忘れてはいけない。

  

とても大切なことだと私は思う。

 

忘れてはいけない、忘れたくはない。

優しい人がどうしてくれているかを、優しいってどういうことかを。

 

自分にとって優しい人は、自分にとって大切な人は、、、何かを我慢して、やらないようにしたり、言わないようにしたりしてくれている人ってことを。 

 

「ありがとう」という気持ちを、当たり前に思って忘れてはいけないってことを。

 

 

そう思うような、そう考えるような、『20代で得た知見』のある1ページ📖

 

 

たとえ大切な人がどれだけ優しかったとしても、

きっと自分といるときだけ何かを我慢して、

やらないようにしたり言わないようにしたりしてくれていることがある。

だから優しい人なのだけど、

そしてそんな人の本音を引き出せない自分も悪いのだけど、

その優しさに何度も救われていることは忘れたくない。

 

 

 

20代で得た知見

20代で得た知見

  • 作者:F
  • 発売日: 2020/09/19
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