あの島に移り住むまで

〜「好きな本から」を書きたくてはじめたけどいろいろ書いちゃってるブログです〜

先生、この授業 意味ありますか?

 
高校生だった頃、同じことを思ってた。 
 
 
夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく

なんなんだろう、この授業、なんの意味があるわけ?

 

先生、この授業方式になんの意味があるのですか?あなたが私たちに背を向けて黒板に文字を書いているとき、私は隣とその1列先斜め前の男の子にいじめられているのです。なのに、あなたは毎回毎回、“読み合いっこ”しなさいと机を向かい合わせにして、お見合い形式で教科書を読み合わせさせる。席のまま、順番に読むではダメなのですか?毎回毎回、あの男と顔を合わせてなんてことないフリをして読み合わなければいけないのですか?席を戻して、あなたがまた私たちに背を向ければ、私はまたジロジロ見られて、コソコソ囁かれ、ニタニタ笑われなければいけないのです。
 
あの先生の、あの授業が、なぜあんなに嫌だったのか。ただの英語の少人数クラス授業なのに。読んで、書き写して、また読む。ただ、それだけの授業だったのに。あれほど嫌だった理由。それは、あの席と、あのメンバーであること、そして、あの授業方式が嫌いだったのだ。
 
 
高校生っていうのは、子供です。小中学生のただかわいい子供ではく、お猿さんです。先生に「どうにかして」と学生が求めることはありません。ただ、高校生にとって高校は世界です。大人の目がない休み時間以上に、大人の目がある授業中の生徒たちに、気を持って欲しいです。
 
そんなことを考えた。『 夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』にある言葉から。
 
主人公“茜”の心の声
 

なんなんだろう、この授業、なんの意味があるわけ?

 

という言葉から。茜は「他者紹介」に対して思っている。

 

もしかしたら、誰にでもあるのかもしれない。

「この授業、なんの意味があったわけ?」と嘆きたくなるような、声を荒げたくなるような、そんなことが。パッと思い浮かんだのが、高校三年、少人数クラス、英語の授業だった。野球部だった澤Dくん、陸上部の藤Tくん。先生の名前は忘れた。カバと呼ばれていた。

 

そんなこともあった。もう別にいい。
水に流すことも、なかったことにすることもない。ただそれだけ。別にいい。
 
 
そういえば、卒業してから1度だけ彼らを見かけたことがあった。「あっ」という間があった。彼らはまだ同じ目をしていた。きっとまだ同じ目をしてるのだろうなと思う。
 
 
そんなこともあった。
 
「そんなこともあったなあ」と思う。
 
 
夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』を読んで。そう思った。