あの島に移り住むまで

〜「好きな本から」を書きたくてはじめたけどいろいろ書いちゃってるブログです〜

加湿器で温めます、カレーライス。

 

加湿器のモクモクでカレーを温めていたことがある。

 

そんなことを思い出した。最近父が買った、細長い加湿器から出る蒸気を眺めながめていたら、その頃のことが蘇ってきたのだ。「カレーを温める」と言っても、本物のカレーではない。おままごとの“アレ”だ。おままごとセットによくある、あのカレーライス。私はそれを、加湿器の煙の上にのせ、“ごっこ遊び”をしていた。残念なことに、覚えてるのは私だけ。おかしい。絶対に妹としていたはずなのに。すっかり忘れてしまっている妹はその話を聞いた後、こう言った。

 

「さっすが、やっぱり発想がちがうわ!!」

 

嫌味ではない。文字にすると嫌味っぽく思われるかもしれないが、耳で聞いた人にはわかる。本当に思っている。褒めてくれているのだ。私にある“ユーモア”を褒めてくれるのは、いつも妹だった。妹といると、自信が湧いてくる。もともとあった自信を思い出すことができる。

 

そんな妹が褒めてくれる遊びがもう一つある。これはよく話題になるので、妹も覚えている。

 

何かというと「シャワーから水をだし、魚になったつもりで、水を浴びながら歌う」ただそれだけ。

 

「泳ぎましょ!泳ぎましょ!さあ泳ごうよ、ふっふっ!ふふふふふふー!おっよっぐの〜〜!」

 

そう、歌いながら水を浴びる。ただ、それだけの遊び。当時、ファインディングニモにハマって何度も観ていたからだったと思う。忘れん坊「ドリー」が歌を歌うシーンがある。それにインスピレーションを受け、考えついた遊びだった。ドリーの歌を歌いながら、ただ水浴びをする。手を魚の顔になるようにして、二人で、円をかくように回って、魚になったつもりで、泳いでるように。冷たすぎる水に、鳥肌をつくりながら。

 

何度も何度もそうやって遊んだ。飽きもせずに何度も何度もそうやってお風呂に入った。

 

思えば、本当にアホな遊びばかりを考えて教えるお姉ちゃんだった。賢い妹と、賢い弟に、アホな姉ちゃんは、アホな遊びばかりを教えた。それでも、「お姉ちゃんが楽しそうだから」といつも真似をして一緒に遊んでくれた。

 

それぞれ、大人になって

 

「アホなことばっかり教えてたで」

 

と話すことがある。昔のことを思い出していたら、そう言うしかないことしか出てこないからだ。それにも、大笑いしながら「でも、面白かったで」 というのが私の妹と弟だ。

 

ああ、好き。

 

あなたたち(妹と弟)が、お姉ちゃんは大好きだよ。

 

本当に幸せを願えるのはあなたたちだけ。

 

宇宙一大事な二人。

 

今回よく登場した妹は、この春保育士になる。「幼稚園の先生か、保育園の先生になる」と言っていた夢を叶えていく。「先生」になる。なんてかっこいいのだろう。逞しく誇らしい。眩しすぎるくらいだ。

 

妹も頑張っている。なら、お姉ちゃんも頑張らねば。

 

文章にできることは全て書いて、読める本は全て読んで、できることをする、できることは全てする。

 

全てでする。

 

頑張ろう。