あの島に移り住むまで

〜「好きな本から」を書きたくてはじめたけどいろいろ書いちゃってるブログです〜

泣きたくなったとき

 

「何でだろう」

そう考えることがたまにある。なんでこんな頑張ってなくちゃいけないんだろう。なんでこんな頑張ってる自分を頑張らなくちゃいけないんだろう。なんのために、誰のために、こんなに頑張ってるんだろう。今のこれに何の意味があるんだろう。そう立ち止まってしまうこと。私にはある。しかも“よく”ある。だから、「わかる」と思った。平野さんの言葉、『大人は泣かないと思っていた』数ページに。

 

 


   

大人は泣かないと思っていた

「そっかそうだね」

引き返せないよね、と頷きながら、なんでなんだろう、と思った。

私たちはどうしてこんなにも「結婚しなきゃいけない」と思っているんだろう。

  


  

スピード婚する同僚(原田亜衣)のドレス選びに付き合うことになった平野さん。そこで亜衣が突然泣き出す。理由は「不安なんだ」と。長く付き合ってる彼女がいることを知ってて、妊娠しにくいからだからと嘘をついて、こうなったから、と。でも引き返せないんだ、と。そう話す亜衣に「そっかそうだね(引き返せないよね)」と返す。そして思う。どうしてこんなにも、私たちは「結婚しなきゃいけない」と思っているのだろう。。。

 

私も思う。「どうして」って。

「どうしてこんなに“しなきゃいけない”と思わなくちゃいけないことが多いのだろう」って。

 

結婚は一番わかりやすい“それ”になる。周りがだんだんと結婚しはじめて、だんだんと「結婚は?」と聞かれる年になってきた。ほぼ初対面のような人にも「結婚は?」と聞かれる。何の意味もないただの確認であっても、ただ話の話題としてであっても「どうして」と思う。その質問に答えた後からジワジワと。1日が終わった頃からジワジワと。「どうして」と思い始めて考える。どうしてその質問が必要だったの???「したくない」といえば一歩引かれて、「してない」といえば、「そうか、そろそろ周りはしていくやろ」と言われる。そうですけど、何か?無難な会話に胸のあたりがフツフツしてくる。

 

なんでなんだろうと思う。

こんな自由な時代に、こんな自由が広がってきた時代に、こんな自由になっていく時代に、そういう一言のために、焦らされてる人がたくさんいる。

 

なぜ!!

 

大声で叫ぶ。心の中で(笑)

 

「結婚したい」「結婚したい」そう言ってる友達の言葉に相槌を打ちながら、「やばい」「やばい」そう言ってる友達に相槌を打ちながら、「別に結婚だけじゃないけど」と言いながら少し焦ってる友達に相槌を打ちながら、「本当にそうなの?」と思ってる。ねえ、それ思わされてない?世界に、世間に、常識に、周りに、一言に、親の目に。

 

結婚だけじゃなく山ほどある。ちゃんとしてなくちゃいけないこと。

 

自立してなくちゃいけない、成功してなくちゃいけない、自分らしくいなくちゃいけない。幸せじゃなければいけない。頑張ってなくちゃいけない。いいものを持ってなくちゃいけない。センスよくなくちゃいけない、信頼してる人がいなくちゃいけない、人生は楽しくなければいけない、毎日が充実してないといけない、そうじゃないと幸せじゃない。

 

幸せじゃないのはいけない。幸せじゃないと。

 

「どうして」

 

はっきり言われたわけでもない、はっきりそう言われてるわけでもないけど。どうしてか焦っている。どうしてか焦らされている。どこかで渡されてしまった「常識」に。どこかで渡されている「常識」に。勝手に受け取ってしまった、信じてしまった「常識」に。急かされている。追いかけられている。 そう感じることがある。

 

「どうして」と思う。だけど、それを「どうにかできる」とは思わないし思えない。私にはきっと難しい。

できることがあるとすれば、入っている力に気づくこと。入りすぎた力に気づいて力を抜くこと。脱力すること。力の抜き方を知っておけば、誰かの無意識に捕らえられても、いつかの呪縛に苦しめられても、ぬけだすことができる。

 

「どうしてだろう」と思うことから、一つ一つぬけ出すこと。

 

それをもう私からは渡さないこと。

 

何かできるとしたらそれくらいだ。

 

私と私以外と。私以外と私は。別ものだから。

 

そう思って。

 

そうすることだけ。

 


 

大人は泣かないと思っていた』 

 

私も大人は泣かないと思ってたな。

いや、ちがう。私は、大人になったら泣かなくなると思ってた。だけど、大人になっても泣きたくなることは山ほどある。てゆうか、めっちゃ泣いてる。むしろ大人になってからのほうが本当に泣いている気もしてる。

ああ、大人は泣かないと思ってたのに。