あの島に移り住むまで

〜「好きな本から」を書きたくてはじめたけどいろいろ書いちゃってるブログです〜

“思いっきり”にはパワーがある。

 


物語のなかとそと (朝日文庫)

「桃子」というごく短いものを書き、投稿して旅行にでた。

私は二十一歳で、無職で、アルバイトで多少のお金を貯めては旅に出ることばかり考えていた。

 


 

この文章を読むたび思い出す友人がいる。もう二年くらい会ってない。

 

とんでもない行動力で溢れたダンサーだった。

 

たった数ヶ月会ってないだけで必ず驚くようなエピソードがある。恋に、仕事に、プライベートに。いつだってアクティブな人。いつもどれもが全力そうに見えた。「思い立ったら即行動!」という言葉と共に生まれてきたのではないかって思うくらい、一瞬を一瞬で全速力で駆け抜けていく人。

   

とてもかっこいい、眩しい人。眩しすぎた人。

 

パッションと衝動で生きている人。

 

ダイナミックで繊細な彼女の踊りは、きっとそういう部分からだったのだなあと今になって思う。

 

ダンサーさんには結構そういう人が多い。

 

思い立ったことを行動に速攻でうつしていく情熱を持っている人。

 

高校生の頃にお世話になったインストラクターの先生は、18歳の頃に家を飛び出してそのまま海外に飛んだというエピソードの持ち主だった。「いつか行こうと思ってたし、よっしゃ!今行ったろ!」と思って、と、持ってる分のお金を持って飛行機に乗ったらしい。 

 

当時の私にはとても刺激的なエピソードだったので今もはっきり覚えてる。

 

勢いで飛び出したあとは、留学してた友達の家や、そこでできた友達の家に泊まりながら過ごしたのだと。路上で踊って小銭を稼いで、お金が尽きかけるギリギリまで楽しんで、渋々、日本に帰ってきたのだと。そう聞いた。

 

本当に多い。勢いで飛び出していってしまう無謀な人が。無謀で自由な人が。自分にも自分以外にも自由な人が。本当に多い。そういう無謀さが、そういう自由さが、「表現」につながっているのだろうなと私は思う。

 

日本にはいろんな人がいる。

世界にはもっといろんな人がいる。

 

そう思わせてくれる。

めちゃくちゃやって生きていても、なんとかなるもんなのかもしれない。人生は短い。やりたいことはやってみればいい。何歳からでも人生は自分次第。自分次第でどこまででも楽しく生きられる。そう思わせてくれる。彼女たち。

 

思えば、そんなはちゃめちゃな人たちばかりに私は囲まれていたのだなって思う。

 

忘れてたけど。

 

自由に生きる見本は身近にいくらでもあった。

 

みんな「ふつう」とはちがう。

 

そもそも、「ふつうに生きる」なんてことが存在していないのだから当たり前かもしれない。

 

私の常識は誰かの非常識で、誰かの常識は私の非常識。

  

だから、思いっきり動いて。

 

やりたいことを。

好きなことを。

思うままに。

  

きっと大丈夫だから。

 

旅行に行くために働いて、お金が貯まったら旅行に行くのだっていい。お金がなくなったら思いっきり働いて、お金が溜まったら思いっきり遊ぶのだっていい。

  

大丈夫。

 

「思いっきり」にはパワーがあるから。

     

人生は一瞬。

 

きっと大丈夫。

 

大丈夫だから!思いっきりいけ!!私!!!