約3ヶ月ぶりに眉毛サロン(アナスタシア)に行った。
眉のかたちに迷走し始めるのが、大体2ヶ月から3ヶ月くらい。なので、それくらいの頻度で通っている。今回は3ヶ月ぶり。
「ボーボーなので描きやすいようにしてください」
「並行じゃなくてもいいんですけど、きついアーチは避けたいです」
それだけ。それだけで綺麗にしてもらえる。
通い始めて本当に普段のアイブロウメイクが楽になった。お手入れが終わると、眉を書いてもらいながら、明日から描き足すと良いころ、描き足し方、色味、眉マスカラののせ方、などを教えてもらえるので、本当に楽。毎朝が、本当に、楽になる。
ちなみに、こういう場所であるのは営業。
「お化粧品はどうですか?」
こうした営業をほどんど受け入れることがない。ここのコスメは本当にいいなと思う。親切にしてもらうのでいつも全部くださいって言いたくなる。
でも、ノーと言う。
「ありがとうございます。今日はいいです」
いくら親切にしてもらっても、言いにくい空気であっても、何百円単位であっても、予定していたコースから追加することはほとんどない。決めてきたのだから、それでいい。そういう考えがどうしてもある。(どうしてもほしいと思ったものは買って帰るけど)
例えば、美容院のトリートメント。
「ダメージが気になるので、こちらのトリートメントお勧めしますけれど、どうされますか?」
もちろん「いい(結構)です」と答える。妹はこれができない。私の場合、受けることの方が少ない。美容師さんとしては「私のため」にしてほしいトリートメントであっても、それが本当にいいものであっても、気になったらまた来るし、気になっていたら予約している。必要と思ったらするけれど、「今日はいいです」。ほとんどがノー。
断りにくくて「はい」って言っちゃった。それがすごく苦手だから。
「はい」をあまり言わない。
この眉毛サロンでもよく“ついでに”をおすすめされる。
唇のケア、鼻の脱毛、いつも「いい(結構)です」と答えている。何度かキャンペーンで受けさせてもらったことがあって良さは知っているけれど、別にいらない。今日は「眉」を綺麗にしてもらいにきたから。いらない。必要だったら予約してるので。
なのに、それが破られた。今回、破られてしまった。
掟が!!
もしかしたら、その日が「ご褒美デー」だったからかもしれない。頑張って働いたご褒美の日。好きな本を買って、服も少しだけ見て、気に入れば買って、美容院に行って、眉サロンに行くと決めていた日。
始まりは「おでこの産毛と眉毛の差があるのわかりますか??」と言われたこと。
くっきり見えた。
「あ、はい」
なんの警戒もなく答えた。
「この産毛も一緒に取ってもらったら、処理もしやすくなると思います。同じ時間でさせてもらえるのでどうですか?プラス2000円料金はかかってしまうんですけど.....」
思えば、綺麗な案内だった。
「ああぁぁ〜〜〜...........う〜〜〜ん.............じゃあ......はい!!そうします〜〜....」
お願いしてしまった。
そんなわけで、おでこもワックス脱毛してもらうことになった。眉毛と同じく、あったかいものをのせられてビリッと産毛をゴッサリ、抜かれた。
「お疲れ様です〜〜」
「すごい、おでこ真っ白になられましたね!」
なんと!!!本当だった。鏡に映る私のおでこがツルッツルだった。これがアニメかなんかだったら「ツルン!!」と効果音が鳴ってそうなくらい。ツルツルに光らされてそうなくらい。
おでこツルツル、眉毛スッキリ。 大満足。
眉も、おでこも。
「綺麗にしていただいてありがとうございます〜〜」
最大級に気持ちよくお金が払えた。小さくお辞儀をして帰った。
(ああ、たまにはイエスって言っちゃうのもいいなあ〜)なんて考えている自分と一緒にエスカレーターで1階まで降りた。
ああ、大満足。
「“たまに”は断れないのもいいかもなあ」な〜んて本気で思った。
3ヶ月ぶりの眉サロンの日