[今、放送中の『大豆田とわ子と三人の元夫』の話がありますので、ネタバレが気になる方は前のページに戻ることをお勧めします!]
「分からないものだよなあ」って思う。
人の人生は、本当に分からない。どうなるのか、どうなってしまうか。
そう考える機会が最近また増えてきている。
例えば、ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』を見ていた時がそうだった。
今唯一見ているドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』の今週(18日)の放送。思ってなかった「別れ」があった。持ってたお箸を落としてしまいそうになるくらいの、「冗談??」と信じるまでに時間がかかるくらいの、想像していなかった「別れ」。
いなくなってしまった。
主人公「大豆田とわ子」の幼馴染「かごめ」ちゃんが。
あの、かごめちゃんが。
まさか、あの、かごめちゃんが。
まさか、いなくなってしまうだなんて。
あの、かごめちゃんが。
とわ子とは正反対の性格のかごめちゃん、ずっと一緒だったかごめちゃん、自由なかごめちゃん、1番目の旦那が好きな人、かごめちゃん。
まだ若いのに、昨日まで「ふつう」だったのに。ついさっきまで書き終わったマンガに「次はいける!」「これが当たったらあそこに住む!」と笑ってたのに。パーカーの紐を通して、当たり前に会って、渡してあげられると思ってたのに。
一日の一瞬。その一瞬の出来事で。この世にもういない人になった。
ああ、そうだよなあ。
分からないもんだよなあ。人って。
そう思うしかなかった。
忘れてはいけなかったことを思い出した気がする。
健康であっても、若いといっても、関係がない。永遠ではない。
明日は必ず来るけれど、その必ずがどこまで続いているのかは、誰にもわからない。
会いたい人に会って。食べたいものを食べて。伝えたいことは伝えておこう。
どこまで続いているのかは誰にも分からないものだから。
かごめちゃんとかごめちゃん以外の人たちを見ながら、そう思った。かごめちゃんがいなくなっても続いていく世界を見て、私はそう思った。
「人って、分からないものだよなあ」