あの島に移り住むまで

〜「好きな本から」を書きたくてはじめたけどいろいろ書いちゃってるブログです〜

その本を買う理由「それでは息がつまるので」

 

先日、『みらいめがね それでは息がつまるので』を読み返したことを書いた。 

okadanatsu.hatenablog.com

 

この本を手にとった理由は「それでは息がつまるので」という言葉に惹かれたからだったことをよく覚えている。私自身も息がつまりそうだったから。

 

「何者か」ということから、

「何者かであらねば」ということから、

自分自身で追い討ちをかけていることに窒息してしまいそうだった。

 

その証拠に、この本と一緒にミニマリズムの本を3冊買った。

 

ミニマリスト」だったり、「ダイエッター」だったり、「美容化」だったり、、、できることであるなら、何でもよかったのだけれど、とにかく私は『こういう者です』という文字が欲しかった。肩書きが欲しかった。

 

それさえ見つかれば、進むほうに直進できるって思ってたから。

 

その時期に、ミニマリズムというものを知り、本を買いに行った。

「暮らし」の欄にミニマリストの本たちが並び、そのすぐそばにあったのが、この

 

 

みらいめがね それでは息がつまるので

みらいめがね それでは息がつまるので

 

 

「それでは息がつまるので」 

 

この言葉は、この本を私の手に取らせる魔法の言葉なのではないかと思うくらい自然に、私は取りました。そのままパラパラとめくる。

 

そこで、目に入ったのが、

 

 

ディズニー作品は、まずは「女の子らしく生きたら幸せになれる」というメッセージを送るのをやめた。そして、「人の生き方を笑うな」というメッセージを発信するようになった。

 

 

で。とても興味深かった。

私の大好きだディズニー作品のことを「メッセージ」と捉えて書いている。

この本を買って帰りたいと思った。

 

だけど、もう少しめくってみる。

そしたら、今度は温度が違って、

  

僕が「死にたい」という言葉を吐く時、

 

とあった。

私にも、小さく薄くだけれど、それが常に頭をよぎっているような時期があった。

 

 

知らない方のエッセイ、、、

買う予定もなかった本、、、

 

それでも、「買ってみよう」そう思ってレジカゴに入れた。

 

よし!と奮い立ってみたり、

共感して癒されてみたり、

わかる。と頷いてみたり、

 

そういうエッセイとは少し違う。

マイ本棚にも珍しいタイプのエッセイ本。

 

だけど、

 

こういう人もいるのだ。

こういう捉え方もあるのだ。

こういう流れ方、生き方もあるのだ。

 

 

と、肩の力を抜くことができるエッセイ。

 

 

たまに、なんてことない時に、パラパラとめくり返す。

めくって、本を閉じて、一息大きく吐いて、今の自分に戻ってくる。

 

 

そういう一冊。

 

 

こういうことがあるから、私は本屋が好き。 

よくいく本屋の、よく見にきているゾーンにだって、見つけられてない本がたくさんあって。いつもなら気にない本が、ある日急に目に入ったりする不思議なことがある。何気なく開いてみたら、とても自分に合う匂いのするものだったり、何気なく目を向けてみたら、欲しかった言葉があったする。

 

そんなことがたくさんたくさんある本屋が私は大好きで、だから私は本を読む。

 

 

もし、『みらいめがね それでは息がつまるので』を読んでみたくなったら、ぜひ本屋へ。

 

 

もしかしたら、あなたにも刺さる一冊かもしれない。もしかしたら、もっともっと自分に刺さる本がすぐ側で並べられているかもしれないから。ぜひ。