書いて、書いて、眠りたい。

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教えてくださいATMの使い方

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この間、こだまさんの『縁もゆかりもあったのだ』という本を買ったことを書いた。

 

okadanatsu.hatenablog.com

 

その本の中に温泉旅行のエッセイが書かれている。男湯と女湯の話。そのエッセイを読みながら、全然「温泉」には関係ない話を思い出した。「やっちゃったなあ〜」って思うような過去の話(笑)

 

当時、中学生だった。その日私は、貯金箱いっぱいになった小銭を通帳に振り込みに行った。通帳を渡されて間もなかったので何度か千円単位のお金を引き出したことしかなかった。そんな私は知らなかった。小銭がどこから出てくるのか何てこと。

 

地元に一つ小さくある郵便局のATM。後ろに人はいなかった。 

 

通帳を入れる。

「預け入れ」のボタンを押す。

お金を入れるところが開く。

 

貯金箱いっぱいのお金をガラガラガラガラ!!と入れた。開いたところが閉じる。

 

ガラガラガラガラ!!!

 

そこで気づく。「小銭」と書かれた場所が隣にあること。

 

(!!!あっ!!失敗した..........!!)

 

そう思ったときにはおそかった。後ろに一人、そしてもう一人後ろにも人がいた。それがさらに最悪で。小学校6年間仲が良かった友達のお母さん(最後まで人見知りがなおならなかったちょっと気まずいような友達のお母さん)だったのだ。

 

なんと、友達のお母さんにそんな失敗を見られてしまった。

 

機械はガラガラと音を立てて数えようしている。お札しか数えられないはずなのに。

 

ただワタワタとしていた。

 

どうすればいいのか分からない。

 

頭は真っ白だった。

 

やっとのことで起こせた行動は、

 

「間違えて小銭入れちゃった」

 

とおばちゃんに話しかけること。

 

「ああ!びっくりした!なっちゃんか!!」

 

「そうなん、店の人に言うてき〜」

 

冷静にそれだけ言われた。さすが大人だ。

 

結局、どうなったか。入れたお金を全部取り出してもらい窓口で預けて帰った。

 

一つ後ろに並んだ人は「げ!!最悪!!」だっただろうなと思う。だって並んでいるATMには必ず一人は貧乏ゆすりして待つせっかちさんがいるから。ATMで待たされる人のせっかち具合を想像するとあの頃の私がどれだけ邪魔だったかわかる。子どもだし余計にそう思わせただろうなって。

 

そういえば、似たようなことを大人になってからもした。

 

okadanatsu.hatenablog.com

 

こんなことがよくよくある。

 

何もできない。何も知らない。何も分からないけど、ちゃんと生きてる。

 

大丈夫、こんな人間もいるから。

 

ちょっぴり気まず恥ずかしい失敗をした日の話。

 

あの日のことを覚えているのは私だけだろうけれど、何となく気まず恥ずかしくて忘れられない「預け入れ」に失敗した日の話。ぜひ、通帳をこどもに手渡すとき、もしくは、初めて通帳を作る人には教えてあげてください。

 

「お札を入れるところと小銭を入れるところは別々ですので」って(笑)