あの島に移り住むまで

〜「好きな本から」を書きたくてはじめたけどいろいろ書いちゃってるブログです〜

ナメクジ、カタツムリ、カエル

 

今日は雨の日。ガレージの壁にナメクジがいるのを見つけた。

 

「ゔわぁ、ナメクジ...!!」

 

そう妹が指さした時、思い出したのは小学生の頃のことだった。小学二年生か三年生の頃のこと。「うん?」と足元を見たら、弁慶の泣き所あたりにナメクジがついていた。気づいた瞬間に、毛穴の全部がザワっと開き、世界が終わるかのように泣いた。そんな私をみて母はサッパリしていた。「どっかでつけてきたんやろ」と、ナメクジのように冷たかった。いつ、どんな、遊びをすればそんなところにナメクジをつけて帰れるのか理解できないけれど、これは本当の話だ。

 

雨の日といえば、「ナメクジ弁慶事件」と同じくらいの年のころに「カタツムリ事件」があった。あれは、登校班の集合場所に向かう途中だった。登校班が同じだった松久兄弟。2つ上のかおちゃんと同い年のかんくん。二人は地面をじっとのぞいていた。理由は、壁を張って移動していたカタツムリを地面に置いてどう動いていくのかを観察していたからだった。「なっちゃん、おはよう!」と黄色い傘を持ったおりちゃんに誘われ、私も少しだけその場にいることになった。そこは、道路なのでもちろん車が来る。トラックが走って来た。車には踏まれない場所に置いて観察していたので、私たちは安心しながら、トラックが通り過ぎるのを待った。

 

グシャ!!!

 

潰れてしまった。踏まれないはずの場所だったのに。トラックの後ろのタイヤが大回りしたことによってカタツムリがいなくなってしまった。グルグル巻きの殻は粉々に、潰れたカタツムリは緑っぽ色をしていた。

 

泣いた。すぐ泣く子だった。気持ち悪くて怖かったのだ。

 

学校に向かう途中、かおちゃんに「ごめんね」と言われた。

 

もう一つ思い出す事件がある。

 

ナメクジ、カタツムリ、、、ときて、「虫の話はもうやめてよ!!」と思ってる人もいるかもしれない。だけど、せっかくなので、もう一つ(笑)

 

最悪なのは、「カエル」だ。

 

私の育った町は、田んぼが多くある。雨の日は、「ねえ、あなたたちどこから出てきたの?」と聞きたくなるくらいのミミズとカエルが道路に死んでいる。雨の日は嫌いだった。道路がぺちゃんこのミミズとカエルばかり。大嫌いだった。梅雨の時期になるとうるさすぎるほどカエルの声が聞こえるし、夏はセミがうるさい。最大音のアラームくらいうるさいのだ。

 

その「カエル」を、妹は踏み潰したことがある。生きたまま。生きたまま踏み潰してしまったらしい。本当の話だ。私はカエルの足を踏んでしまったことがある。本人である私は前を向いて歩いていたので、気づかなかったけど足元を見て「お姉ちゃん!」と叫んだ妹は目撃していた。聞いたところ、飛ぼうとしたカエルが片足を踏まれていたので、ぺシャっと伏せた感じになってたという。想像するだけでゾッとする。

 

「ああ、踏み潰さなくてよかった」

 

踏み潰したことのある妹に堂々と言う。

 

冬以外の雨が降った日は、足元に気をつけなくてはいけない。雨の日は、カエルが人間のように暮らしている。下を見てないと踏みつぶしてしまう。

 

驚くことに、こういう話は「通じない地域」があるということ。高校を卒業して大阪でできた友達から教わった。電車で40分の距離なのに、彼女は「みたことがない」という。

 

「え??カエル死んでるのみたことないの?」

 

思い返してみると、確かに、こっちでみることはあっても、あっちでみることはない。そうか、知らないんだ。カエルのうるささも、セミのうるささも、雨の日の“あるある”も。

 

こんな面白い懐かし話、持ってない人もいるんだ。

 

だけど、こうも思う。田舎と都会を合わせたような私の地元でこうなのだから、もっと田舎のほうに住む人は、もっとすごい虫事件ネタがあるのだろうなあ、って。そんな人たちから見れば、ここで書いたような思い出なんて“かわいいもの”かもしれない。いろんな人がいる。そう思う。

 

面白い「虫事件」、今なら笑える「虫事件」、まだまだある。

 

それはまた、機会があれば書こうと思う。

 

誰も読みたくないかもしれないけど(笑) 

 

ガレージにいたナメクジから思い出した『ナメクジ、カタツムリ、カエル』の話